SEMINAR
ゼミ(演習)
松山大学
2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度
高崎経済大学
2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度
ゼミの概要
環境は最重要キーワードの一つとなっています。これからは環境を無視した企業は少なくなっていくと考えられます。そのため、あらゆる組織において環境に精通した人材が求められていきます。
ただし、環境はトピックに過ぎないので、それにアプローチする分野、つまり土台となる専門性をしっかりと築く必要があります。地域というトピックを扱う場合にも同じことが言えるかもしれません。
本ゼミでは環境というテーマに対して経済学からのアプローチを採ります。
つまり、環境という要素を考慮した上で社会全体にとって望ましい政策は何であるのかを学んでいきます。
私たちは環境対策として税、補助金、規制、権利売買、情報公開、技術開発など多数の政策オプションを持っています。
先人達が開発してくれた様々な薬です。
私たちは持続可能な社会を築くためにこれらの薬を適切に組み合わせた処方箋を作り、それに基づき行動していかなければなりません。
本ゼミではこの処方箋を作成できるようになることが目標です。
ゼミの内容
3年次では私たちが置かれている環境の現状を理解した上で、基礎的な経済理論と統計・計量分析手法について学びます。
その際には、コンピュータを用いて演習を行っていきます。
また、関心事が似通っている数名でグループを組み、各グループに環境政策に関する分析を行い、グループ論文を執筆してもらいます。
そして、その論文のプレゼンテーションを学生インカレ等で発表してもらいます。
4年次では前年に培った知識を総動員して大学生活での集大成としての卒業論文を書き上げます。ゼミでは主にそのための論文の書き方、文献講読、現地調査などを行います。問題提起、分析手法の選択、解決策の提案という一連の作業を1人で成し遂げる能力は、みなさんの貴重な財産になると考えます。
使用テキスト
各自の関心のあるテーマに即して適宜紹介します。
環境経済学に関する入門書として以下の2冊をあげておきます。
・日引聡・有村俊秀(2002)『入門環境経済学』、中公新書
・栗山浩一、馬奈木俊介(2008)『環境経済学をつかむ』、有斐閣
希望する学生へのメッセージ
環境問題は私たちの経済活動に起因しています。
そのため、あらゆる経済現象と関連しています。
例えば、大気汚染による悪影響として健康被害がありますが、これは医療活動と深く関係しています。
もしかすると医療制度の見直しによって大気汚染の大幅な緩和ができるかもしれません。
環境問題に関心を持っていることも重要ですが、それ以上に多面的な視点を持っている、あるいは持ちたいと思っている、新しい発見に意欲のある学生を歓迎します。
現時点でどれだけの素養・知識があるかは重要ではありません。知識はやる気さえあればいつでも身につけることができます。
研究とは新しいことを論理的に主張することです。
その主張はどの本にも書いてありません。
そう聞いて面白そうと感じる学生は是非ゼミに参加してください。
ゼミ資料
・2012年5月のゼミ説明会資料(クリックすると別ウィンドウで開きます)
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